2011年には自動車誕生125周年を記念したイベントで同車の耐久性を実証すべく、メルセデスベンツの本社が有るドイツ・シュツットガルトを出発、世界4大陸・14か国を巡る3万kmの行程を125日かけて走破してみせました。
このようにダイムラーがこれまでFCVをフランクフルトショーに度々出展しながらも発売に踏み切らなかったのはコストダウンの難しさや水素ステーションの整備状況を踏まえた経営判断によるものと推測されます。
そうした中、2013年1月にトヨタがBMWとの次世代FCV開発で突如提携を発表。
これを受けてダイムラーは翌月、日産、フォードの3社によるFCVの共同開発を表明、協業により生産台数を増やすことでスケールメリットを見出す戦略に打って出ました。