研究、開発のステージはさすがに宇宙ではなく、日産総合研究所シリコンバレーオフィス、そしてカリフォルニア州モフェットフィールドにあるNASAエイムズ研究センター。
自動運転システムやヒューマン・ マシン・インターフェース、ネットワーク対応アプリケーション、ソフトウェアの分析・実証、道路交通環境だけでなく、NASAだけに宇宙で使用される高度なハードウェア・ソフ トウェアを含むすべての技術開発に取り組みます。
なぜ日産がNASAと? あるいは日産は宇宙進出を目論んでいるのか? など素朴な疑問が浮かびます。
社長兼CEOのカルロス ゴーンは「一方は宇宙に、もう一方は地球に向けたNASAと日産の取り組みは、共通の課題によって結ばれています。今回のパートナーシップは、日産が2016年に市場投入を開始し、2020年に向けて段階的に実用化を目指す、安全・安心で信頼できる自動運転技術の開発を加速させることでしょう」とコメントしています。
先述の両研究所は、自動運転車両が資材や人間の輸送を遠隔操作で行うことが可能であるか検証するため、自動運転技術を搭載したゼロエミッション車両を用いてエイムズ研究センター敷地内にて実験を行う予定とのこと。