グランドC4ピカソ・C4ピカソのほかでは味わえない魅力とは?

何にも似ていないといえば、インテリアは外観以上でしょう。スティック状のシフトレバーはコラム右側に配置されていて、まるで浮いているように見えるインパネのワイド感、そして大きなフロントウインドウによる開放感は特急車両の先頭の展望車のよう。

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操作系は先代ユーザーならすぐに慣れるレイアウトですが、新型では12インチの大型スクリーンとその下にナビやオーディオ、ハンズフリー、ドラビングアシスタントを担う7インチモニターが配置されています。

下の7インチモニターはタッチコントロールを採用し、上にある12インチモニターは「パノラミックスクリーン」と呼び速度計/回転計のメーターやトリップコンピュータ、カメラ映像などのほか、航続可能距離や外気温計、シフト位置などが表示されます。

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課題はセンターメーターの常である視線移動(横移動)がやや大きい点で、しかも中央最上部にこの大型スクリーンがあると視界に入りやすく、邪魔に感じることもあります。12インチもあるだけに表示される項目も多く、ひと目ですべての情報を認識するのは不可能。

オーナーになれば慣れるでしょうが、速度などの情報を確認するのは視線移動が少ない方がいいのは当たり前で、速度やナビの情報などはできればヘッドアップディスプレイで確認したところ。プジョー5008には設定があるだけに余計にそう思ってしまいます。

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プジョー5008では上級の「シエロ」に標準となるパノラミックガラスルーフは、グランドC4ピカソ/C4ピカソでは全車標準で、クラス最大級を誇る広大なガラスエリア(グランドC4ピカソは5.7平方メートル、C4ピカソは5.3平方メートル)と合わせた視界の広さは圧巻のひと言!小さな子どもがいるファミリーにはひとつの魅力になりえるでしょう。

■シトロエンC4ピカソとグランドC4ピカソは別モノ
https://clicccar.com/2014/12/28/284155/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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