MINI 5ドアはやっぱりミニなのか?

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よくゴーカート的だと例えられるミニですが、それだけ聞くととてもハードな乗り物を想像しがちですが、現在のミニではそんなにガツガツした様子は感じられません。確かに色んな部分でフワフワした乗り物ではありませんが、乗り心地もシッカリと地に足がついた感じで独特ですがキライじゃないです。

で、5ドアだからというとその味は変わったかというと、基本的には変わっていないと思います。

厳密にはホイールベースが長くなった分、より真っ直ぐ走りたがるような、キュイっとは曲がらないような、安定指向の味わいになったと言えますが、個性的で無くなったほどではありません。

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5ドアが追加されたことで、ミニが好きなのに3ドアではどうにも使い勝手が悪く諦めた、というユーザーをつなぎ止めることができるでしょう。チャイルドシートの取り付けなど、ぜったいに5ドアが有利になるのは間違いありません。

古い考えかも知れませんが、クルマって家族の一員のような気がしてます。生活のスタイルや家族構成が変わるとそれにあわせたクルマ選びをしたくなる。そんなときに選択肢が増えたミニはさらに家族として迎え入れたい一員の有力候補になるかも知れませんね。

(小林和久)

 

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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