新型レガシィB4の全幅は1840mm。大きくなったと言われていた従来モデルより60mmも幅広くなっています。さすがに、これだけ大きくなると街乗りでの取り回し性にネガあり、と思うかもしれませんが、実際に公道を走ってみるとそれほど大きくなった印象がないことに驚かされます。
おそらく、その理由のひとつは、ドアミラーが小ぶりなこと。実際、ミラーの外側でいえば片側10mmしか大きくなっていないといいますし、ミラーが小さいことですれ違いなどでの心配が減るためボディが大きくて扱いづらいという感覚は薄いといえそうです。
また、フロントまわりの見切りがよく、タイヤの位置がわかりやすいことも、ボディのサイズアップに関するネガを消している要素といえましょう。
2.5リッターという排気量、グローバルサイズのボディなどスバルのフラッグシップにふさわしいプロフィールながら、レギュラーガソリン仕様であり、標準グレードで2,862,000円、上級のリミテッドは3,078,000円(メーカー希望小売価格・消費税込)というリーズナブルな価格を実現しているレガシィB4。
2グレード展開で、月販目標は400台と控えめですが、これまでのスバルファンとは異なるユーザー層へも大いにアピールしそうな、普遍的なミッドサイズサルーンとして洗練したニューモデルに仕上がっています。