マクラーレン「P1 GTR」驚きの価格と販売の条件は!?

P1に比べ幅がプラス18mm、100kgの軽量化されています。パワーは1000馬力ですが、これはエンジンが800馬力、モーターが200馬力の合計です。タイヤもサーキット専用となります。

MacLaren P1 GTR_06

リヤウイングには可変のDRS(ドラッグリダクションシステム)が装備されます。インテリアはF1仕様のステアリングホイールとレース仕様のシートが装備されます。レーシングカーと同じようにテレメトリーを内蔵し走行データも後からチェックすることもできます。

MacLaren P1 GTR_11

GTRは単にサーキットを走るクルマを販売するだけではありません。これまでにないカタチ、ヒューマンパフォーマンスパラメータとシミュレータでユーザーとアクセスします。ヒューマンパフォーマンスパラメータは、F1ドライバー向けに作られたプログラムです。レースでの様々なストレスに耐えられるメンタルと肉体面を作り上げるためのものです。シミュレータはオンロードとサーキット用のもので、実際にサーキットにいるようなシミュレータで、これらは今回からの初めての試みだそうです。

MacLaren P1 GTR_14

今回公開したカラーリングはシルバーとオレンジで、サイドのカラーは最初のF1 GTRをイメージしたものですが、実際にはオーナーはデザインディレクターと色について話し合うことで決定します。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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