レンジエクステンダーEV、すなわちバッテリーからの電力でモーターを駆動するのを基本に、エンジンによる発電も行なうのがボルトの特徴。そのため発電用、駆動用と別々のモーターからなる、2モーターユニットを持っています。
そして、そのモーターユニットも一新されています。レアアースの使用を減らし、片方のモーターではレアアースはまったく使っていないほどだといいます。
もちろん、効率もアップ。発表によれば5~12%も向上させているといいます。さらに従来のユニットに対して約45kgもの軽量化も果たしているということです。
レンジエクステンダーEVは、複数のパワーソースゆえの重量増が指摘されることもありますが、次世代ボルトではバッテリー、モーターユニットの軽量化、エンジンも含めたパワートレイン全体の効率化を果たしているというのが今回の発表。果たして、実車でどれほどの燃費性能を実現しているのでしょうか。2015年1月のデトロイトモーターショーにおける公開が気になる一台といえそうです。
(山本晋也)