こうした人気グレードに、人気オプションの「LEDヘッドランプ」や「ワンタッチオートスライドドア〈両側〉(挟み込み防止機構付)」、「16インチアルミホイール」で総額22万1000円をベース車の8万円高で標準装備し、14万1000円安という買い得感ある価格設定が自慢(2WDの場合)。
量販グレードを網羅するという特別仕様車の設定は、もはや一部改良に近い気もしますが、さらに「防水シート」や「ロング アシストレール」、「バックドアインナーフック」などの機能的なアイテムからなる「クロスギアパッケージ」をオプション設定しています。
しかし、ライバル車対策のセレナだけかな、と思いきや「Vセレクション+Safety」シリーズは、10月1日に同時に発表された「日産デイズ」にも設定し、今後は「ノート」にも設定していく予定とのこと。
また、今回の特別仕様車「Vセレクション+Safety」の発売にあわせて、「20X S-HYBRID(2WD)」、「20X S-HYBRID アドバンスドセーフティ パッケージ(2WD)」、「20X(4WD)」、「20X “アドバンスドセーフティ パッケージ”(4WD)」の仕様を向上し、「スーパーUVカット断熱グリーンガラス」を標準で用意。これにより、20Sを除く全車に「スーパー UVカット断熱グリーンガラス」が標準装備になっています。
さらに、ボディカラーを一部見直し、新たに追加した「インペリアルアンバー」を含む全9色を設定。
快適装備の充実は大歓迎ですが、セレナには2列目と3列目中央席のヘッドレストがオプションですら設定されていないという状況は、残念ながら改善されていません。
シートベルトと同様に基本的な安全装備ですから、中央席は非常時用として想定できるとはいえ、人が座れるシートであることは間違いないだけに、先進安全装備の充実ぶりを謳うだけでなく、もう少し足元も見直して欲しいところです。
■セレナが6年連続ミニバンナンバー1に! そして今年は?
https://clicccar.com/2014/04/07/251437/
■日産セレナ「画像ギャラリー」-マイナーチェンジで外観とカラーを大胆に変更
https://clicccar.com/2014/01/01/241500/
(塚田勝弘)