アウディTT Sportback conceptがパリモーターショーでデビュー!

ボディサイズは全長4470×全幅1890×全高1380mmで、長い全長はもちろん、1.9mに迫るワイドボディが印象的です。

Autosalon Paris 2014ホイールベースは2630mで、現行のアウディTTと比べると290mm長く、60mm幅広で、ホイールベースは120mm延長。逆に高さは30mm低くなっています。

驚かされるのは、現行のアウディA3スポーツバックよりも145mm長く、105mmワイド、70mm低いディメンションで、A3スポーツバックよりもかなり大きく、全幅に至ってはA4セダンよりも65mmもワイドである点。

Audi TT Sportback concept

あくまでコンセプトカーなので市販時にどういうディメンションになっているか分かりませんが、伸びやかなルーフラインからしても、流行の5ドアクーペの仲間入りといったところでしょうか。

フロントマスクでは、特徴的な水平のラインがワイドでスポーティなルックスを強調。アウディのデザインの特徴であるシングルフレームグリルは、下端にquattroバッジが備わり、2ドアクーペのものよりも平たく幅の広い、輝くダークアルミルックのハニカムグリルインサートがはめ込まれています。

シングルフレームのサイドのラインはボンネットに続くスエージラインとして伸びており、スポーティな輪郭を付与。

初代で大きな衝撃を与えたのは、フロントマスクだけでなくリヤも然りで、このアウディTT Sportback conceptでは、5本の水平ラインによりワイドさが強調された彫刻的なデザイン。アウディR18にヒントを得たという、垂直なセパレーターを擁するひと続きのリヤライトが、独自の構造を形作っています。

インテリアでは、センターコンソールをはじめ、フロントからラゲッジルームまで繋がるトップショルダーには手作業による縫い目がきれいに施されるなど、質感の高さはさらなる高みに到達しています。

Audi TT Sportback concept

エンジンは1Lあたり147kW(200hp)に達する2.0TFSIで、最高出力は倍の294kW(400hp)。さらに驚かされるのは最大トルクで、450Nm/2400〜6000rpm。燃費は7.0L/100km、CO2排出量は162g/1km。

Audi_TT_01

今回のTTスポーツバックコンセプトの市販化は分かりませんが、黄色いボディカラーの3ドアTTクーペ(上の写真)は、すでにハンガリー工場で生産がスタートしていますから、少なくても3ドアは来年には日本に導入されるのではないでしょうか。

■新型アウディTT、ハンガリーで生産スタート

https://clicccar.com/2014/07/31/263512/

■新型アウディTTのハイテクメーターがスゴイ!

https://clicccar.com/2014/08/08/264080/

■アウディTTオフロード コンセプトはPHVでワイヤレスチャージング搭載

https://clicccar.com/2014/04/24/253418/

■420馬力の「アウディTTクワトロスポーツコンセプト」がデビュー

https://clicccar.com/2014/03/06/248669/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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