山内博 
UNI-CUB βは一輪車のように腰掛けて乗る騎乗型車両。ホンダ社内のアイデアコンテストに出展されたモデルが基になり、ASIMOに代表されるホンダのロボティクス研究から生まれました。後輪の「オムニホイール」がスグレもので、その場でクルクルと旋回だってできます。
ぜひ体感したいのはUNI-CUB βの自然な操作感。乗り物と自分が一体になったような、まったく新しい感覚です。また、すぐに足をつくことができる安定感、運転時にも両手を使えるハンズフリー性なども特徴。一見バランスが取りづらそうに見えますが、実のところ驚くほどカンタンで安心な乗り物です。
日本科学未来館ではすでにスタッフの館内移動用にUNI-CUB βが登場していて、実際に使用した際のデータを蓄積しているそう。
コンパクトで小回りのきくこのUNI-CUB βは、ショッピングモール・空港・ミュージアムなどの人が行きかう空間に適しています。同じ一人乗り車両でも、公道上での走行に向くトヨタのCOMSなどと比べると、いかにもホンダらしい新鮮なパーソナルモビリティです。
今回の体験ツアーは、スタッフ1名を先頭に4名が縦一列になって走行するスタイル。日本科学未来館内の無料ゾーン（1階、5階、7階）を走行し、UNI-CUB βの簡単な操作性と自由自在に移動する楽しさを体感できます。
