つまり、狭いイタリアの道路事情にマッチする実用的なコンパクトカーというのがフィアット・パンダであり、コンパクトカー大国でもまれてきただけに、日本でも使いやすいわけです。
今回、新設定された「FIAT Panda 4×4(フィアットパンダフォーバイフォー)」は、初代や先代でも人気だった4WDを現行の3代目にも設定し、しかも日本で買える輸入車の4WDで最も廉価な251万6400円という価格に抑えられています。
さらに、「フィアット」ブランドとしては初の衝突被害軽減ブレーキ「シティブレーキコントロール」が搭載されたのも朗報です。
こちらは30km/h未満での走行中に、レーザーセンサーが前走車を探知し追突する可能性があると判断すると、自動でブレーキを作動させるシステム。
クルマ好きにたまらないのは、ツインエアと相性の良さそうなMTとの組み合わせという点で、ツッコミどころのひとつといえるかもしれない5速シーケンシャルの「デュアロジック」も慣れれば悪くはなかったですが、いっそのことクラッチを踏ませてくれ、という方には打ってつけ。
ほかにもこの4WDモデルには、電子式ディファレンシャルロック(ELD)が装備されていますから、オンにすると四輪がロックされ、悪路走破性がより向上。
なお、スタンダードモデルの「FIAT Panda Easy」と比較すると、全高は65mm高くて見晴らしも良くなっていますが、全高は1615mmなので駐車場に制約があるなら要注意です。
また、「FIAT Panda 4×4」専用のアルミホイール、専用フロント/リヤバンパーのアンダーガードを設定するなど、見た目の存在感も増しています。
さらにボディカラーは、160台限定の「タスカングリーン」、120台限定の「アイス ホワイト」、60台限定の「イタリアンレッド」を設定し、SUV系フィアット・パンダにふさわしい彩り。
気になる価格は上記のように251万6400円ですが、全国限定340台。とくに「イタリアンレッド」は60台限定なので気になる人は急ぎましょう!
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(塚田勝弘)