トヨタの新型コンパクトSUV、日産ジューク、ホンダ・ヴェゼルなどに対抗か!?

豊作なのが輸入車で、ルノー・キャプチャー、プジョー2008、フォード・エコスポーツの新車に加えて、MINIクロスオーバーなどの人気モデルもあります。

RENAULT CAPTUR (J87) - PHASE 1今回、トヨタが10月2日から開催されるパリモーターショーに出展するコンパクトクロスオーバー「TOYOTA C-HR Concept」は、低く構えたフォルムやクーペのように小さなボディなど、コンセプトカーらしい要素で構成されています。

TOYOTA_C_HR_Concept_02トヨタからは「新世代コンパクトクロスオーバーのデザインスタディモデルであり、軽快さと力強さが大胆に融合したスタイリングを実現。具体的には、ダイヤモンドをモチーフとし、コンパクトでスピード感あるキャビン形状と多面体のような精彩で彫りの深いボディ下部を組み合わせ、個性を際立たせています」と発表されていますが、先述したように、ボディ上半身をクーペのように小さくし、SUVらしくボディ下側を力強くする手法は、日産ジュークが採用しています。

また、フロントマスクは現行オーリスから採用されている、トヨタ独自の表情の「キーンルック」という手法が採られていて、「知的で明晰な印象を与えるTOYOTA独自のフロントの表情。TOYOTAマークの立体的な強調と、ダイナミックなアンダープライオリティとの組み合わせで表現」しているとのこと。

デザインスタディモデルだけに「キーンルック」の構成要素でもある「アンダープライオリティ」などのデザインをさらに進化させているそう。

なお「アンダープライオリティ」とは、空力性能、冷却、歩行者保護向上を配慮したアンダーグリルを強調したTOYOTA独自のフロントデザインです。

リヤビューでの見どころは「無駄を削ぎ落とした形状のボディ下部から張り出したホイールフレアに対し、リヤに向けて勢いよく絞り込んだキャビンおよびショルダー部と のコントラストで、走行性能の高さを表現」しているそうですが、こちらもリヤフェンダーの力強さやブーメランのようなテールランプが目を惹きます。

「TOYOTA C-HR Concept」がどういった新車として登場するのか分かりませんが、冒頭で紹介したようにコンパクトSUVが欧州を中心に世界的な流行になっていますし、日本の道路事情にマッチするだけに楽しみな存在です。

■日産ジューク、80周年を記念した「80th Special Color Limited」が登場
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■発売1月で3万3000台受注のホンダ・ヴェゼル3つの高評価とは?
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(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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