電気代は元々ガソリンに比べて圧倒的に安いというメリットが有る一方、水素はガソリンと同等以下の価格になるとの予想。
日産のEV「リーフ」の場合、満充電に要する電気代は300円程度。
(電池容量24kWh×夜間電気料金12.16円/kWh=292円)
一般的なガソリン車が満タンで600km程度走行するとすれば、「リーフ」が同距離を走行するのに3回注ぎ足し充電しても費用が900円程度と格安なのは明らか。
となると、水素が電気代並みにならない限り、経済性ではEVの圧勝でしょう。
にも拘わらず「FCV」が「究極のエコカー」とされる所以は、クルマにとって必要な商品性を環境面への配慮を含めて高い次元で成立させているため。
自動車各社が世界屈指のテクノロジーとも言える「FCV」の開発を急ぐ一方で、「次世代バッテリー」開発の手を緩めないのは「EV」の将来性が念頭に有るからこそ。
「バッテリー容量」の大幅拡大がEVのみならず、ひいては「FCV(別名FCEV)」にもメリットをもたらすからに他なりません。
その意味では「テスラ」のマスクCEOが言うように、「EV」もバッテリーに技術革命が起きた際には将来「究極のエコカー」に成り得る可能性を十分に秘めているのです。
〔関連記事〕
日産、三菱自が100万円台の「EV軽」を共同開発
https://clicccar.com/2014/08/07/264089/
商用水素ステーション登場!FCVが現実味を帯びてきた
https://clicccar.com/2014/08/26/265584/
「ワイヤレス充電」はEV・PHV普及の切り札となるか?
https://clicccar.com/2014/08/04/263738/
トヨタが政府の規制緩和でFCV発売を年内繰上げか?
https://clicccar.com/2014/06/09/257875/
自動車4社共同の充電会社発足でEVの普及加速か!?
https://clicccar.com/2014/05/29/256607/
【画像をご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/2014/09/20/269753/