一方でトヨタは今年6月、年内にFCVを700万円程度で発売することを表明、ホンダも今月に入って2015年度内にFCVをトヨタと同価格帯で発売することを公表しました。
両社ともにFCVの実勢価格を政府からの補助金を加味して500‐600万円に抑える意向で、水しか排出せず、600km以上の航続距離と、3分程度と短いクイックチャージでガソリン車にヒケをとらないFCVを「究極のエコカー」と位置付けています。
これは一般的なEVの航続距離がガソリン車の半分にも満たないことや、充電に多くの時間を要することが根拠になっており、裏を返せば両社ともに現時点ではEVの航続距離を決定するバッテリーの技術革新に目処が立っていないことを物語っています。
ではユーザー目線に立って経済性でFCVとEVを比較するとどうなのでしょうか。