トヨタ自動車は1989年に半導体製造工場である愛知県の広瀬工場を竣工させた頃から東芝と技術提携を結んでおり、今回、東芝が画像認識精度をこれまでの10倍以上に高めたことから同社製のLSI採用を決定したもの。
東芝は現在の収益の大半を占めるNAND型フラッシュメモリと共に、同社がこれまで培ってきた半導体開発や画像処理技術を前面に打ち出して事業拡大を狙う考えで、2014年度の投資計画4,500億円のうち、約半分を半導体事業に充てる計画と言います。
同社は2015年から大分工場でトヨタ向けLSIの量産を開始、DENSOに供給し、DENSOが車両の安全支援装置に製品化してトヨタへ供給する予定。