トヨタが2015年発売のスマートカーに東芝製LSIを採用

トヨタ自動車は1989年に半導体製造工場である愛知県の広瀬工場を竣工させた頃から東芝と技術提携を結んでおり、今回、東芝が画像認識精度をこれまでの10倍以上に高めたことから同社製のLSI採用を決定したもの。

TOSHIBA
(出展 東芝)

東芝は現在の収益の大半を占めるNAND型フラッシュメモリと共に、同社がこれまで培ってきた半導体開発や画像処理技術を前面に打ち出して事業拡大を狙う考えで、2014年度の投資計画4,500億円のうち、約半分を半導体事業に充てる計画と言います。

同社は2015年から大分工場でトヨタ向けLSIの量産を開始、DENSOに供給し、DENSOが車両の安全支援装置に製品化してトヨタへ供給する予定。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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