トヨタが中国で「カローラ」「レビン」のHVを一貫生産へ!

トヨタは今年4月に開催された北京モーターショーで「中国市場にて日系メーカーで首位、ブランド別シェア3位のポジションを目指し、年間販売200万台規模の事業へと成長を遂げる事が中国事業の将来像」と宣言。

同社はエコカー技術の移転を求める中国政府の要請に応え、昨年11月、江蘇省常熟市にHVの研究開発拠点を開設。

TOYOTA_LEVIN
(出展 TOYOTA)

来秋にも新型「カローラ」と「レビン」に現地製HVユニットを搭載する予定で、両車は開発から生産までを現地で行った初のHVとなります。

今後「プリウス」や「カムリ」にも現地製HVユニットを搭載する予定で、現状では「カムリHV」の26万元(約460万円)に対して、同ガソリンモデルは22万元(約390万円)と、4万元(約70万円)の価格差が有るものの、これを半分程度に縮める予定。

TOYOTA_PRIUS

2016年度には日本からの輸出分を含め、HV販売で6万台以上を目指すとともに、生産についても早期に10万台/年体制に備える計画とか。

HVが普及していない中国で新たな市場を生み、深刻化する大気汚染の改善に貢献する考えと言います。

来年には中国政府が現地生産を条件にHVにも車両購入補助金を支給する動きが有り、トヨタにとって有利な環境が整いつつあるようです。

■TOYOTA CHINA Webサイト
http://www.toyota.com.cn/

〔関連記事〕

トヨタが世界最大市場の中国を舞台に現地製HVで勝負!
https://clicccar.com/2014/04/25/253826/

中国で日系各社がHVモデルを一斉に発表! 理由は補助金にあり
https://clicccar.com/2014/04/24/253431/

レクサスの新型SUV「NX」がワールドプレミア!【北京モーターショー14】
https://clicccar.com/2014/04/23/253274/

トヨタの新型車「レビン」復活! 【北京モーターショー14】
https://clicccar.com/2014/04/20/253260/

VWが世界販売首位4年前倒しを予告! 中国でPHV開発も?
https://clicccar.com/2014/04/09/251464/

 Avanti Yasunori 

【画像をご覧になりたい方はこちら】  https://clicccar.com/2014/09/19/269656/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる