日産自動車の社長、会長、並びに日本自動車工業会長、経団連副会長も務めた久米豊氏が10日午前、胃がんのため93歳で死去されました。
久米氏は東大工学部 航空原動機学科卒業後、終戦翌年の1946年に日産に入社。
1985年に社長就任後は走行性能を重視したクルマ造りを目指し「901活動」を推進。
販売が低迷する中、1988年には高級セダン「CIMA」や5代目「SILVIA」を発売。
「シーマ現象」という流行語も生まれるなど、業績回復に手腕を発揮されました。
また1990年~1994年の間に日本自動車工業会長を務め、当時深刻化していた日米自動車摩擦の交渉に尽力、1992年には日産自動車会長に就任。
葬儀は近親者で営まれ、後日、お別れの会が開かれる予定。
謹んでご冥福をお祈りします。