今年上半期(1‐6月)の世界販売で過去最高の509万7000台を記録、3年連続で首位を堅持しているトヨタ自動車。
同社は5日の決算報告会で2014年暦年の販売台数計画をアジア市場の情勢を踏まえ、当初計画から11万台減となる1,022万台(前年比+2%)へと下方修正しました。
さらに2013年から3年間に渡って工場の新設を凍結。それまでの業績急拡大に伴う品質問題発生やリーマンショック後の赤字転落への反省から、むやみに台数を追う事を止め、「もっといいクルマづくり」に専念すると宣言。
豊田章男社長は今期業績予想について「意志を持った踊り場」と位置付けており、「短期の業績に一喜一憂せず、研究開発投資など必要な事は1年かけてしっかり仕込んでいく」としています。