日本のドリフト競技「D1GP」がウラジオストクで開催決定

じつはロシアには、すでに現地の自動車連盟に認められているドリフト競技RDSというものがあります。けっこうきちんと組織されていてちゃんとしたモータースポーツとして認知されているようです。そのRDSも行われる、ウラジオストクのPRIM RINGというサーキットでD1GPのエキシビションマッチを開催するのです。

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いまのところ日本人ドライバーは、今村陽一選手、上野高広選手、内海彰乃選手、川畑真人選手、古口美範選手、斎藤太吾選手、末永正雄選手、手塚強選手が参加予定となっています。

どうもプーチン大統領はウラジオストクを核に自動車産業と文化の発展を望んでいて、このD1GPエキシビションマッチを開催することで、それを推進しようというのが現地の主催者の狙い。そして、日本側としても、ロシアにおけるアフターパーツ市場参入や拡大のきっかけと位置づけ、近い勝利オートサロンとD1GPを併催することも視野に入れたプロジェクトになっているようです。

ロシアといえば、D1GPの昨年度最終戦に参戦したジョージ・チフチャン選手がなかなかの活躍を見せました。D1GPはいずれドリフト世界大会を開きたいと考えていることもあって、その足がかりにもなるかもしれません。

(まめ蔵)

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まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
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