過酷なニュルのコースを走る…ということで、TRD製のエアロキットとTRD製18インチ&225/40R18タイヤを装着。ドライバーは自動車ジャーナリストのJoe Clifford氏が起用されました。
結果は…記録は大幅に更新されました。ただ、ラップタイムではなく燃費ですが(笑)。この挑戦で達成された記録は「293.9km/L」。
ちなみに、プリウスPHVのEV走行距離は26.4kmなので、理論上はガソリンを1滴も使用せずに走れるはずなのですが、さすがに標高差は300mもありますので、EV走行だけでは無理だったようですね。ちなみに平気速度は約60km/h、ラップタイムは20分59秒でした。参考までに量産車最速は日産GT-R NISMOの7分8秒679、8分切れるモデルは高い動力性能を持つ…と言われています。
この挑戦を企画したトヨタUKは、記録達成について「the Prius PHV used less than five tablespoons of fuel to do the job(プリウスPHVはこの走行でテーブルスプーン5杯分のガソリンしか使ってないよ)」とコメントしました。
ニュルブルクリンクを用いて、やりそうで誰もやらなかったプロモーションを発想した、トヨタUKのユーモアのセンスに脱帽です。そう、バカバカしいことを本気でやるから面白いのです。果たして、この記録を超える挑戦者は現れるのでしょうか?
(大地 颯人)