スバル360は、コロッとした愛らしいデザインとRRパッケージが最大の特徴です。ただメカやスタイルが個性的なだけに、室内空間や使い勝手については大いに気になるところ。そこでここでは、RRパッケージを踏まえながら、スバル360の使い勝手について紹介したいと思います。
■シンプルなインパネと奥深い足元に注目
ドアは、前側が開くタイプを採用。初期型スバル360は、インパネが超シンプルで、ボディの骨格にちょこんとメーターを置いた感じです。後のマイナーチェンジでインパネは大きくなりましたネ。またシフトパターンは、変速機を横置きに搭載したために、横H型というのがシブイ! 前席の足元は、意外なほど奥行きがあります。フロントにエンジンがない、RRパッケージの得意技といったところでしょう。
■室内空間は外寸以上に広々
360cc軽規格の寸法と個性的な外見からすると、室内空間は思った以上に広い印象です。さすがに後席に大人が座り続けるのはちょっこし厳しそうですが、夫婦2人と子ども2人の標準的な家庭なら、充分な広さだと思います。つまりスバル360は、小さい寸法の中、個性と居住性を高い次元で両立していたのですネ。なるほど長年ベストセラーを記録し続けた理由が、あらためて良くわかりました。
リアには360cc空冷2スト直2エンジンが搭載され、初期型では16psを発生。ポポポポポポという、2スト特有の排気音が懐かしいところです。構造がシンプルな2ストだから、コンパクトな作りで室内空間の拡大に貢献しました。またフロントのボンネットを開けると、スペアタイヤやバッテリーが収まる収納スペースとなっています。ちなみにガソリンタンクは、リアシート(上の写真で吉田由美さんが座っている側)の背もたれ後方に設置されています。
それにつけても、ノスタルジックなスバル360とすべて本の女王(個人的な呼称です)こと吉田由美さんの2ショットも、とっても素敵ですよね。
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https://clicccar.com/2014/06/24/259926/
(拓波幸としひろ)