最近の軽ハイトワゴンのルーツとも言えそうな当時では珍しい背の高い3ドアハッチ、ホンダ「CITY」が1981年11月にデビュー。
翌年追加された1.2L直4で100ps/5,500rpmを発生する電子燃料噴射式「PGM-FI」エンジンを初搭載した軽量ターボモデル「CITY TURBO」は当時の若者に絶大な支持を得ました。
その後ワイド&ローなフォルムとなった2代目にバトンタッチして1995年12月まで販売された後、日本では「ロゴ」に後継を譲りましたが、翌年、東南アジア向けの4ドアセダンとして復活、現在に至ります。
そんな数奇なルーツを持つ「CITY」が再び日本でフィット派生の5ナンバーセダンとして新たな車名を得て復活するようです。
このモデル、インドで昨年11月に4代目「CITY」として発表され、今年1月発売に。
現行フィットのBピラーから後部をセダン化したモデルで、日本ではHV専用車として発売される模様。
現行フィットHVと同じ1.5L直4エンジン+1モータのスポーツHV「i-DCD」(システム出力137ps)を搭載。
スリーサイズは全長4440mm(+485)、全幅1695mm(±0)、全高1495mm(‐30)ホイールベースは2600mm(+70) ( )内数値は現行フィット比
注目される燃費性能はボディ後部延長により重量増を伴う為、フィットの36.4km/Lをやや下回る33.6km/L程度と予想されるものの、ライバルとなるカローラ アクシオHVの33.0km/Lを上回る数値には収まるとの予想。
インド仕様のガソリン/ディーゼルモデルは730,500‐1,119,000 ルピー(124-190万円)で販売されており、日本でHV仕様となる同車の価格は200万円前後の予想。
当初今年4月に発売予定とされていたものの、ベース車フィットの7速DCTに起因する度重なるリコールで登場が遅れているようですが、販売店情報などによると、「GRACE(グレース)」の名前で今秋9月頃にアコードHVセダンを扱う「クオリティセレクト」店に投入される見込みのようです。
フェンダー、ドアなど外板の殆どが専用で、且つ後席足元スペースを拡大すべくホイールベースをフィットよりも延長するなど、ホンダが世界戦略モデルとして力を入れているスタイリッシュなHVセダンだけに日本での発売が待たれます。
■HONDA INDIA Webサイト
https://www.hondacarindia.com/default.aspx
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