マツダは、近々発売予定の新型「デミオ」に、ポスト新長期規制をクリアした小排気量ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」を搭載することを発表しました。
国内市場では初めての小排気量クリーンディーゼルエンジンとなるばかりか、アイドリングストップ技術「i-stop」、減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」と高効率トランスミッション「SKYACTIV-DRIVE」や「SKYACTIV-MT」と組み合わせることで、登録車の内燃機関搭載モデルとして最良のモード燃費性能を目指すことも宣言されています。
新たに登場する『SKYACTIV-D 1.5』は、これまでのSKYACTIV-Dと同じく、ディーゼルとしては低い圧縮比とすることで、高コストなNOx後処理システムを用いることなく、ポスト新長期規制をクリアしていることが特徴となります。
また、インジェクターをソレノイドタイプ(SKYACTIV-D 2.2はピエゾインジェクター)とし、ターボチャージャーは回転センサー付きの可変ジオメトリー型でシングル(SKYACTIV-D 2.2は2ステージターボチャージャー)とするなど、小型車向けに低コスト化も期待される内容も要注目といえそうです。
SKYACTIV-D 1.5 主要諸元(マツダ社内測定値)
形式:直列4気筒 直噴ディーゼルエンジン
排気量: 1497cc
ボア × ストローク: 76.0mm × 82.5 mm
圧縮比: 14.8
最高出力: 77kW(105PS)/4000rpm
最大トルク: 250Nm(25.5kg-m)/1500-2500rpm
(山本晋也)