なぜ電気自動車が必要なのか、ホントの理由は?【BMW i8試乗(4)】

【その1】,【その2】,【その3】からの続きです。

これからの時代、自動車を動かすためにどんな燃料になって行くのはまだ誰も確定的なことは言えないと思う。
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石油が本当に枯渇するのかも明確になっていない。その代替として天然ガスもあるし、メタンハイドレイド、シェールガスなどエネルギー源はまだありそうだ。
これらのエネルギー源から電気を造れば電気自動車が動かせるし、水素を造れば水素自動車が動かせる。液体燃料を造れればこれまでのガソリンや軽油の代わりになる可能性も高い。
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既存のガソリンスタンドを有効に使うには一番現実的なのが液体燃料である。しかし各国の法律によって、Co2の排出を抑えないと高い罰金を払うことになる。
特にEUは厳しくて、そのためにはCo2排出がゼロの電気自動車と水素自動車は不可欠な存在になっている。
電気自動車はレンジの短さから都市内交通がメインとなるし、水素自動車は設備費が桁違いに高い水素スタンドの増設が課題だ。
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そんな中ではHV(ハイブリッド車)があと数十年はメインになるだろう。しかし電気自動車は発売台数の10%を越えるまでには、価格やレンジなど多くのブレークスルーが必要である。
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 (菰田 潔)

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