【BMW・6シリーズ グランツーリスモ試乗】マイルドな乗り味とボディサイズを忘れさせる豪快な加速が美点

BMW・6シリーズ グランツーリスモは7シリーズと同じホイールベースをもつ巨体でありながら、郊外路・山岳路で走らせると、意外と軽やかに走り出せます。

2010kgという車重もあってか、硬めの乗り味を示すBMWとしては乗り心地がマイルドなのも印象的。4輪アダプティブ・エアサスペンションの乗り味は基本ソフトで、「SPORT」モードにしても印象は大きく変わりません。

しかも、装着しているのは20インチタイヤ(ピレリP ZERO 245/40R20)で、タイヤサイズを感じさせない良好な乗り心地。

4輪の可変エアサスペンションは速度や積載量に応じて車高を-10mmから+20mmまで自動的に調整することで、安定した走りに寄与するシステム。120km/h以上では、車高を10mm下げて空気抵抗を低減させ、35km/h以下の低速で悪路を走る際などは、必要に応じて20mm上げることで、ロードクリアランスが確保されます。

340ps/450Nmの直列6気筒DOHCツインパワーターボエンジンは、高精度直噴システム、無段階可変バルブ制御システムのバルブトロニック、可変カムシャフト制御システムのダブルVANOSなど、BMW自慢の最新技術が満載されています。

パドルシフトが備わる、完成度の高い8ATとの組み合わせもあって2tを超える車両重量にも関わらず、走り出しから非常にスムーズ。いざとなれば重さを感じさせないスタートダッシュも可能で、中間加速の鋭さも味わえます。

普段は良好な乗り心地を堪能するジェントルな走りに徹しながら、本気の走りにも応えてくれるのがBMW 6シリーズ グランツーリスモの魅力といえそうです。

(文/塚田勝弘 写真/本間章悟)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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