BMW「4シリーズ・グラン クーペ」 BMWらしいスタイルと走り、高い環境性能を持ってデビュー

2ドア・クーペ、カブリオレに続き、BMW4シリーズに4ドア・クーペの「BMW4シリーズ・グラン クーペ」が加わりました。BMWの4ドア・クーペは、6シリーズ・グラン クーペがありますから、2モデル目の4ドア・クーペになります。

bmw_grancoupe_01 サイドビューはBMWの流儀に則り、ロング・ノーズ&ショート・デッキ(リヤ・オーバーハング)で、クーペの名にふさわしいエレガントなフォルムに仕上がっています。キャビンをリヤ寄りに配置し、フレームレス・ウインドーの伸びやかなグラスエリアにより美しいプロポーションを得ているのも特徴です。

bmw_grancoupe_02BMWの流儀といえば、理想的な前後重量配分である50:50へのこだわりも挙げられますが、4シリーズ・グラン クーペも例に漏れず、約50:50の前後重量配分を実現。

bmw_grancoupe_05さらに、BMW 4 シリーズ専用のボディ強化対策を採用し、ステアリング精度やレスポンスを向上することにより、スポーティ・クーペとして俊敏なハンドリングや優れた走行安定性も獲得しています。

エンジンは、2.0Lの直列4気筒DOHC BMWツインパワー・ターボと3.0Lの直列6気筒DOHC BMWツインパワー・ターボを設定。

bmw_grancoupe_042.0Lは出力が異なる2種類のエンジンがあり、「420i」系向けは184ps/270Nm、「428i」系向けは245ps/350Nmで、前者には8速AT、後者と直列6気筒エンジンには8速スポーツATが組み合わされます。

3種類のエンジンすべてに、ツイン・スクロール・ターボチャージャーや高精度ダイレクト・インジェクション・システム、ダブルVANOS、バルブトロニックを組み合わせて動力性能と燃費の両立を図っています。

さらに、ドライビング・パフォーマンス・コントロールの「ECO PRO モード」に「コースティング機能」を採用しているのも注目点で、高速走行中にアクセルを離すとトランスミッションとエンジンを自動的に切り離し、惰性走行を行うことで燃費向上に貢献。これらにより、全モデルがエコカー減税対象モデル(BMW 420i xDrive グラン クーペは申請中)になっています。

BMWのクーペ・モデルとして初めて、4WDの「420i xDrive グラン クーペ」が設定されているのも朗報です。

約 50:50 の理想的な前後重量配分を実現したFRの「420i グラン クーペ」に、路面状況に応じて卓越した運動性能を発揮するインテリジェント4 輪駆動システム「xDrive」を搭載。BMW の魅力である俊敏性と、xDrive の長所であるトラクション性能を高いレベルで融合したモデル。

また、4ドア・クーペを選ぼうとする人にとって気になる実用性ですが、ドアが2枚増えたことで後席の乗降性が格段に向上しているのはもちろん、2ドア・クーペよりも35L拡大となる480Lのラゲッジルーム容量が積載性の高さを物語っています。

bmw_grancoupe_07気になる方は、WEB上で気軽に内・外装を確認できる3Dショールームをチェックしてみてはいかがでしょうか。

■BMW 4シリーズ・グラン クーペ3Dショールーム
http://www.bmw.co.jp/4seriesGC_2

 

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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