前輪駆動最速のルノー・メガーヌ R.S.に出力アップの特別仕様

市販FWD(前輪駆動)モデルとしては最速級マシンとして知られる「ルノー・メガーヌ R.S.(ルノースポール)」。現在、『#under8』なる、ニュルブルクリンク北コースFWD最速奪還を予感させるプロジェクトを進めいている最中ですが、フランスにおいて新たな限定モデル『メガーヌ R.S. 275トロフィー』を発表しました。

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エンジンは従来通り2.0リッターガソリンターボですが、最高出力を10馬力アップした275hp/5500rpmとしています。また最大トルクは360Nm/3000-5000rpmと発生回転を拡大しています。

そのパワートレインでは、二輪の高性能マフラーで知られるアクラポビッチのチタンエキゾーストシステムがインストールされているのが注目ポイント。

そのほか、シャシーチューンとして、オーリンズのサスペンションダンパー、19インチのミシュラン・パイロットスポーツカップ2タイヤなど高性能モデルらしい厳選されたパーツを採用しているのも特徴。さらに、リミテッド・スリップ・デフも備えています。

エクステリアでは、F1タイプのフロントブレード、ボディサイドに貼られたデカールが限定モデルをアピール。インテリアでも、ナンバリングされたサイドシルガード、アルカンターラのレカロシート(レッドステッチ入り)などが差別化を図っています。

環境性能は燃費が7.5L/100km、二酸化炭素排出量は174g/kmという 『メガーヌ R.S. 275トロフィー』。フランス本国での価格は38000ユーロ、右ハンドル圏のイギリス、マレーシア、オーストラリアでも発売予定といいますから日本上陸にも期待といえそうです。

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この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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