船にもサスペンションがついていたらいいのに。
そう考えるひとがいてもおかしくないですね。波がないときはいいけど、海が荒れているときの船は揺れますからねー。とというわけで、これはサスペンションをつけちゃった船です。
船体をデッキから切りはなし、油圧サスペンションを使ってマウントしてるんですね。さらにユニークなのは、船体は左右2ピースあって別々に動くわけです。これによって、より積極的なロールコントロールが可能になるようです。
これはなかなかスゴい。普通の双胴船は旋回時に外側にロールするんですが、こいつはバイクみたいに内側にバンクします。いいコーナリングをしてくれそうです。もちろん波を越えて進むときの乗り心地もいいようですし、海上に設置されたものに船をくっつけて補修作業をするようなときにも、デッキの高さを一定に保ちやすいので便利なようです。オーストラリアの会社が開発しているようですが、今後この構造の船がいろんな場面で活躍するようになるかもしれません。
(まめ蔵)