超盛り上がりのBMW Z4 Challenge! 日本そしてアジアの優勝者が決定!!

ついに決着がつきました!

2月から日本そしてアジアのレースゲーム・ファンを興奮させてきたイベント「BMW Z4 Challenge」の決勝イベントが5月3日に富士スピードウェイで開催されたのです。

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簡単にここまでのあらすじをご紹介しましょう。まず行われたのがオンライン予選タイムトライアル。これは2月18日〜3月11日の期間に登録した参加者のタイムが、BMW Sports Trophy Team Studieのドライバーである荒聖治選手のタイムを上まわれば予選通過というものでした。このオンライン予選には、日本では3万人以上、アジア全体で約5万人がエントリーし、7371人が予選を通過しました。そして、予選通過者のあいだで3月14日〜3月31日の期間にオンラインによる本戦が行われました。その結果、日本からの参加者のうち上位10名と、アジアの7ヵ国/地域で各1位となった参加者が、スーパーGT第2戦の予選日に富士スピードウェイに集結。最後の決戦を行ったのです。

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●日本代表候補の10名が結集!

その最後の決戦。先に行われたのがJapan Cupです。日本からの参加者上位10名が、日本チャンピオンをかけて争います。優勝者は、トルコ・イスタンブールで行われる「M Power Experience 2014」に招待され、あわせてAsia Cupへの参加権が授与されます。決勝に出走したのは、honda選手、negi選手、Wolf選手、YAM選手、CONVERSE選手、yamado選手、ryota選手、CALSONIC選手、kh選手、RB選手です。

まずは予選。参加者10名は、ふた組に分かれて、それぞれ3周のレースを行い、各組上位2名だけが決勝戦に進めます。A組は1周目でトップに立ったCONVERSE選手と、最終ラップのダンロップコーナーで2位に浮上したkh選手が決勝進出。B組は、2番グリッドからスタートし1周目の1コーナー立ち上がりでトップに立ったYAM選手がそのまま逃げ切り、最終ラップで2位に浮上したyamado選手とともに決勝進出を決めました。

決勝は5周。スタート直後の1コーナー、またしても2番グリッドからスタートしたYAM選手がポールポジションのCONVERSE選手を抜き、ホールショットを決めると、そのまま逃げ切りの体制に入ります。2周目に2位に浮上したyamado選手はなかなか差を詰められませんでしたが、3周目のヘアピンでYAM選手がまさかのハーフスピン。ここでyamado選手が追いつきます。最後は2台のデッドヒートとなりましたが、YAM選手が0.088秒差でyamado選手から逃げ切り、Japan Cupの優勝者となりました。

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優勝したYAM選手(写真左)のコメント:「このクルマはバトルがむずかしいのでスタートが重要だと考えて、重点的に練習したのがスタートのスロットル開度の練習でした。必ず1台抜けるように。とにかくそれを意識して走りました。途中気が抜けてスピンしちゃいましたけど、なんとか勝つことができました。僕は実車の運転も好きでサーキット走行もしてるんですけど、BMWは縁がなくてまだ乗ったことがなかったんで、今回この副賞(※M Power Experience 2014)がどうしてもほしくて楽しみにしてたので、よかったです。」

 ●アジア8カ国のトップが競う!

次に行われたのがAsia Cupです。参加者は日本のYAM選手のほか、インドネシアのRAMA選手、韓国のONNURIE選手、台湾のROCKYSUPER選手、香港のJACTIN選手、マレーシアのSHINKA選手、シンガポールのCHARLES選手、タイのTHEMING選手の計8名です。

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このAsia Cupの優勝者も、Japan Cupの優勝者と同様、トルコ・イスタンブールで行われる「M Power Experience 2014」に招待されます。もしYAM選手が優勝した場合は、2位の選手に権利が与えられることになります。

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まずは、2組に分かれての予選。A組はRAMA選手が安定した速さを見せトップ通過。RAMA選手を抜けずに終わったYAM選手は2位で決勝進出を決めました。B組はスタート直後にCHARLES選手がJACTIN選手を抜いたものの、すぐにJACTIN選手が抜き返し、その後は順位は変わらず、JACTIN選手とCHARLES選手が1位、2位で通過しました。

ここで、スーパーGT現役ドライバーの大嶋和也選手、塚越広大選手、ルーカス・オルドネス選手らによる3ラップのエキシビジョンマッチでさらに盛り上がりに拍車をかけます。実車ではあり得ない激しいバトルの末、勝利を手にしたのはオルドネス選手でした。

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そして、いよいよ3周勝負の決勝。

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スタート直後の1コーナーは全車だんご状態となる大接戦。その後JACTIN選手がトップに立ちます。日本のYAM選手は2位につけていましたが、2周目の1コーナーでの競り合いのなかでハーフスピン気味にコースアウト。大きく順位を落としてしまいます。その後、最終コーナーでRAMA選手がやや強引に接触しながらJACTIN選手を抜いてトップに。3周目はRAMA選手が速さを発揮してそのまま逃げ切り、Asia Cup優勝を決めました。2位以下の順位は、CHARLES選手、YAM選手、JACTIN選手となりました。それにしても、周回数の少ないスプリントレースだったこともあって、実車のスーパーGTともまたちがうガチガチのバトルが繰り広げられ、見ていても十分に楽しめる見ごたえのあるレースが目白押しでした。

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優勝したRAMA選手(写真中央)のコメント:「本当にうれしいです。神様ありがとう。僕がレースで勝つように神様が助けてくれました。1周目には4位まで落ちたのに、そこから巻き返すことができました。神様ありがとう。みなさんありがとう。お父さんありがとう! 勝ったよー! アリガトウゴザイマス!」

 

そしてもうひとつ。この日のスーパーGT第2戦で、BMW Sports Trophy Team Studieのドライバーの実車の予選タイムを上まわったBMW Z4 Challengeの参加者には、「BMW Z4 Challenge WINNER」の称号と記念品が贈られることになっていましたが、その予選タイムは、荒聖治選手が出した1’38.323となりました。このタイムを上まわった参加者は皆BMW Z4 WINNERです!

<BMW Z4 Challengeの詳しい情報は下記のサイトへ>
■BMW Z4 Challenge
http://bmw-z4c.com/
■BMW Z4 Challenge
http://www.gran-turismo.com/jp/products/gt6/event/bmw_z4_challenge/

<関連記事>
■「BMW Z4 Challenge」プロレーサーはゲームでも速いのか?
https://clicccar.com/2014/03/14/249243/
■ゲームで実車とアナタが競うBMW Z4 Challenge! 目指せイスタンブール!!
https://clicccar.com/2014/02/19/247223/

 

 (まめ蔵)

この記事の著者

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まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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