以前から報道されているように、中国の東風汽車からの出資を受け入れ、増資することでブランド再生を目指すというプジョーシトロエングループ。
現在はプジョーとシトロエンの2ブランド体制ですが、ルノー出身のカルロス・タバレスCEOが先日発表した「Back in the Race」によると、シトロエンの高級ラインである「DS」シリーズを独立させるのがトピックスの中心。
つまり、プジョー、シトロエン、DSの3ブランド体制にすることで、ブランドの役割を明確にするのが狙いのようです。
DSは従来どおり高級車中心のブランドで、プジョーは中間価格帯を担い、シトロエンは普及価格帯にしながら、従来ブランドで重複している車種を整理。さらに、東風汽車からの増資受け入れにより中国市場でのシェア拡大ももちろんターゲットに入っています。
ほかにも、ASEAN地域やロシア、アメリカでのビジネスモデルを変革し、世界をユーラシア、ヨーロッパ、中東/アフリカ、アメリカ、中国/ASEAN、アジア太平洋地域の主要6地域を分けることでブランド浮上を狙うとのこと。
(塚田勝弘)