自動車部品リユース最大手のアップガレージが海外へ出店決定!

自動車部品の買い取り、販売の最大手であるアップガレージは、決算報告会で持ち株会社となるクルーバーホールディングス社の立ち上げと、これまでの事業の分社化を発表しました。

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これまでのアップガレージの社長である石田誠氏はホールディングスの社長に、メインとなる中古部品売買部門を柱とした「株式会社アップガレージ」は菅沼一孝社長、主に新品のタイヤ販売を主とする東京タイヤ流通センターを柱とする「株式会社東京タイヤ」に井出浩司社長が就任しました。

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2014年3月期でのグループ店舗数は、フランチャイズが前年より31店舗増の193店舗、直営が同じく2店舗増の32店舗となり、トータルで235店舗となったそうです。

アップガレージは15周年を迎え、「自動車の中古パーツの売買というビジネスモデルは他に見当たらず、この業態で日本一の企業となった。恐らく世界でもこういうビジネスを大掛かりに展開していることはなさそうなので世界一になったと思える」と石田社長はコメントしていました。

また、アップガレージ初の海外進出となる海外 1 号店が『アップガレージ バンコクカセナワミン店』 がオープンするそうです。

かねてより海外進出は目指しており、日本車が多く、改造等の文化もあるタイ・バンコクには以前より出店を計画。現地で幹部候補生を募集して日本に呼び、教育、育成していました。

同店がオープンする地域は、日本で言えば世田谷のような場所とのことで、クルマがまったく必要ないような都心のど真ん中というわけではなく、けれども富裕層も住んでいる地域だと思われます。

バンコク店舗概要

店 舗 名:アップガレージ バンコクカセナワミン店
業 態:アップガレージ&ライダース
所 在 地:1/697 Prasertmanukit Rd.Nuanjan, Bungkum,Bangkok 10230 Thailand 
運営会社:UPGARAGE BKK Co.,Ltd.(5 月中旬設立予定の子会社)
開 店 日:2014年6月27日(金)
延床面積:約 740 m²

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今年 3 月 3 日に海外向け通販 WEB サイト「Worldwide Shipping」(ワールドワイドシッピング)をス タートさせており、海外出店も決定し、グローバル化が進んでいます。

バンコク店舗の初年度売上は 2 億円(6,370 万バーツ)を見込んでおり、2016 年度までに ASEAN 諸国に 10 店舗を目指しているそうです。

アニメや自動車など、海外に受け入れられた日本の文化のひとつとして、このジャンルも大きく羽ばたいて欲しいと思います。

(小林和久)

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この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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