ホンダの高級ブランド「Acura」は、北米のみならず、すでに投入ずみの中国をはじめ、ロシアやサウジアラビアなどの新興国にも拡大する構えです。4月16日のプレスデーを皮切りにスタートした、ニューヨークオートーショーおいて、ミドルサイズラグジュアリーセダンの新型アキュラ「TLX」の量産モデルが発表されました。
アキュラ「TLX」は、現在販売している「TL」や「TSX」に置き換わるミドルサイズのラグジュアリーセダン。
しなやかで引き締まったアスリートを思わせる、洗練されたエクステリアデザインが自慢で、パワートレインには、新開発の2.4L直噴DOHC i-VTEC直列4気筒エンジンと、「MDX」に搭載している3.5L直噴SOHC i-VTEC V型6気筒エンジンを用意しています。
トランスミッションは、2.4Lエンジンには新開発の世界初トルクコンバーター付き8速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を、3.5Lエンジンには新たに9速ATをそれぞれ組み合わせ、高出力と低燃費を実現しているとのこと。
また、FFモデルには「RLX」に搭載している「プレシジョン・オール・ホイール・ステア(Precision All-Wheel Steer)」を採用し、高い旋回性と安定性を両立。
さらに3.5Lには、従来よりも25%軽量化した新世代の四輪駆動力自在制御システム「SH-AWD」を搭載モデルも設定されます。
こうした新技術をはじめ、新開発ボディやシャシーを組み合わせることで、「TLX」はアキュラのラインナップにおいて最も俊敏でスポーティで、ダイナミック性能を実現しているのも自慢です。ブランニューモデルのアキュラ「TLX」は、全米で2014年後半より販売がスタートします。
(塚田勝弘)