いきなり公道でお披露目ですかい!
アウディといえば、現在ル・マン24時間レースで4連覇中。そして過去2年の車両はアウディR18 e-Tronクアトロでしたが、その2014年モデルがお披露目されました。
登場したのは、なんとル・マン市の街中。サーキットじゃないんです。そして、そのまま公道を走っちゃいます。運転するのは昨年のル・マン時間優勝ドライバーのひとり、トム・クリステンセン。グローブもつけ、ヘルメットもかぶり。なんか本気な感じです。もちろん本気では走りませんけど。
レーシングカーが公道でデビュー。去年のモーターショーのときに公道パレードはあったけど、ここまではまだ日本では考えにくいなぁ。ヨーロッパの工業国は、自動車産業に支えられていることを自覚していてそれを誇りにしてますよね。
日本でも経済の面では自動車産業が大きく貢献しているはずなんですが、社会的には自動車ましてやレーシングカーなどはビミョーに悪者扱い。若いころはそういう矛盾に我慢がならなくて、盗んだバイクで走り出したくなったりもしましたが、この年になってみると、そして日本がこれだけの経済力を持ち、世界でもそれなりにリスペクトされるようになってみると、これはこれでひとつの文化なんだな、と。なんかそういう奇妙なバランスで日本は成り立っているんだな、と受け入れられるようになってきました。それも、いいことなのか悪いことなのか……。
(まめ蔵)