フランス人万歳!
やってくれましたフランス人。ちょっと感動モノです。なにがって、ルノー・トゥインゴのボンネットの開け方。
今はグローバル化の時代で、自動車にかぎらず工業製品はけっこう国や地域によらず画一化されてきちゃってますよね。でも自動車だって昔はもっと個性があったんです。
なかでもフランス人って、もちろん先進国のひとつだから技術力はあるんですが、考えかたが日本と大きくちがうところがあって、驚かされることも多かったんです。
そんな「差異」こそが、他国の工業製品を使うたのしさのひとつでもあったんですよね。トゥインゴはそれを久しぶりに思い出させてくれました。
そこで、この新型ルノー・トゥインゴです。つい先日行われたジュネーヴ・ショーでデビューしたクルマですが、新型トゥインゴはエンジンがリヤに搭載されてRRレイアウトになりました。したがってボンネットの中には、エンジンはないのですが、クーラントやバッテリーは入っています。
そのためメンテナンスの際には、ボンネットを開ける必要があるんですが、その開けかたがスゴい! このレポーターは、どうやってバッテリー交換とウォッシャー液の補充をするのかを説明してくれようとしているのですが、これは知らなければまずボンネットは開けられません。
そもそもなんでこんな開けかたにする必要があったのか。「ユーザーが汚れないように」といっていますが、わけがわかりません。そして、ウォッシャー液のタンクは、なんだかよく見えない奥のスペースの下のほう。どうやって補充するのか、このビデオを見るかぎりでは謎のままです。でもフランス人はすごく合理的な考えかたをするひとたちなので、これはこれで理由があるはずです。われわれ日本人が納得できる理由かどうかはわかりませんが……。
これホントですよね? 僕だまされてないですよね?
(まめ蔵)