2014年3月4日、ついに開幕したジュネーブモーターショーにて、ホンダのスーパーFWDホットモデル「シビックタイプRコンセプト」が世界デビューしました。
事前公開されていたイメージイラストさながらのダウンフォースを意識したボディはレーシングカーを思わせるもの。LEDコンビネーションランプ内蔵のリアスポイラーはストリートスポーツらしい提案といえそうです。
また、このボディメイクにはニュルブルクリンクサーキットにおける開発テストの結果が反映されているということです。
足元は、赤く縁取りされた20インチホイールに245/30ZR20サイズのタイヤをセット。ドラッグを低減するというフロントスポイラーやレッドペイントのブレーキキャリパーなどが、FWD最速マシンをターゲットにしている意気込みを感じさるといえそうです。
注目の心臓部は、次世代パワートレイン技術である「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」に基づいた2.0リッター直噴ガソリンターボ。280馬力以上の最高出力を目指しています。また、ジュネーブモーターショーでは、シビックタイプRのイメージと重なるWTCC(世界ツーリングカー選手権)のマシンも展示されています。こちらのエンジンはレーシングカー専用に開発された1.6リッター直噴ターボとなっています。
次期シビックタイプRの発売は2015年、欧州でのリリースを予定しているということです。
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(山本晋也)