消費税増税の影響は分かりませんが、50円という端数の値付けをして登場した日産デイズ・ルークスは、日産自動車と三菱自動車による共同開発車第二弾です。
セレナを超える室内高1400mmはクラストップで、低床化により子どもからお年寄りまで優しい乗降性を実現しています。後席の足元はもちろん、前後席ともに見上げるほど広い頭上空間が印象的で、後席は左右席別々にスライドが可能。ダイブダウンにより後席をフラットに格納できます。
子どもを抱えていたり、荷物で手がふさがっていたりしても操作しやすいオートスライドドアをはじめ、助手席下のシートアンダーボックスが前だけでなく、後席側にスライドするユニークな機構も用意。
また、夏場でも快適な後席サイドウインドウ用のロールサンシェードに加えて、頭上には後席用のリヤシーリングファンにより冷風を送ることができます。
デイズで泣き所だった燃費は、9km/h以下でエンジンが停止する停車前アイドリングストップと回生エネルギーを有効活用するバッテリーアシストシステムで26.0km/Lのカタログ燃費を実現。それでもタントやスペーシアと比べると2〜3km/Lも水を開けられていますからまだ改善の余地はあるでしょう。
なお、プレス発表会では、子育て中の3人のママが登壇し、こちらも子育て中のママでもある商品企画担当者とのやりとりもありました。
「駐車がしやすい?」→「アラウンドビューモニターがあります」
「ドアの開閉や乗り降りは?」→「オートスライドドアとセレナを超える室内高が自慢です」
「夏場でも快適?」→「スーパーUVカット断熱ガラスやロールサンシェード、リヤシーリングファンがあります」
などママからの質問に応えるシーンもありました。
気になる価格は124万50円〜185万2200円です。
(塚田勝弘)