’80年代のラリーがヤバすぎる!
アウディはわりと灯火類の技術革新に力を入れている印象です。つい最近も、アメリカのCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)でレーザーライトを搭載したコンセプトカーが発表されたという記事(https://clicccar.com/2014/01/26/245065/)がありました。
そんなアウディが、自社が誇る灯火技術のアピールのために、ライトの歴史を振り返る動画です。
はじめは「太陽」そして「自然によってもたらされる火」、「電球の発明」、「次にキセノンが来た」、「次の段階はLEDだった」、「マトリックス・LEDヘッドライトが運転をより快適にした」ときて、レーザーライトが紹介されるという流れが、新旧モータースポーツの動画をバックに繰り広げられます。
で、アウディの意図とはズレるのですが、この動画のなかで個人的に目を引いたのが途中に出てくるラリーの車載映像。おそらく1980年代でしょう。0:40あたりからです。
あぶないでしょ、これ! なんで全開走行しているクルマの前にひとがいるのよ! なんで両脇に大勢のひとがひしめきあってるところに猛スピードで突っ込んでいくのよ!
若いひとはご存じないかもしれませんが、1980年代までのラリーって、こんな感じだったんですよね。だから、ちょっとコースアウトでもしようものなら、観衆がなぎ倒されたり、宙に舞ったりするシーンがよく見られました。マジです。先進国でこうだったんですからね。いまだったら完全にアウトでしょう。
まぁ、そのころなんてわれわれ日本人の生活環境も、歩道はもっと少なかったし、クルマはより有害な排気ガスを出していたし、電車のホームにホームドアなんてなかったし、東西冷戦でいつ核戦争が起こるかわからなかったし、不良もいっぱいいたし、いまよりずっと危険な世の中でしたね。いやー、ヤバかったわ、’80年代って。
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(まめ蔵)