ドイツをはじめとする欧州では、クリーンディーゼルが乗用車の主流といわれて久しいですが、北米市場においてもクリーンディーゼルが主役となる予感です。
フォルクスワーゲン・グループが発表したところによると、アウディとフォルクスワーゲンのグループ全体で北米市場のクリーンディーゼル販売台数が2013年だけで10万台を超えたというのです。
それだけ北米市場でもユーザーが選んでいるクリーンディーゼルですが、2013年11月におけるフォルクスワーゲンの売上に対して21%はクリーンディーゼルになっているほど高い比率になっているのです。
これだけの比率になっているということは、もはや物珍しさではなく、市場はクリーンディーゼルのメリットをしっかりと認知しているといえます。つまり、普及フェイズに入ってきたといえそうなのです。
また、ディーゼルエンジンの主要ユニットとなるコモンレールシステムの開発で知られるサプライヤーのボッシュは、2018年までにアメリカ市場の小型車におけるディーゼル比率が10%に達することは確実だろうと予測しています。
省燃費性能とパフォーマンスを両立させやすいというクリーンディーゼル。ディーゼルハイブリッドによる環境性能アップも相まって、欧州に続き、北米市場でも席巻しそうなイキオイと欧州系メーカーやサプライヤーは主張しているのです。
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(山本晋也)