マクラーレンF1はご存じのかたも多いでしょう。1990年代にマクラーレンが作ったロードゴーイングカーで、センターシートレイアウトを採用するなど、きわめて特徴的な超高性能車でした。当時の日本での価格は1億円くらいだったそうです。さすがに普通の人は無理をしても買える価格ではありません。ところが、いろいろなスクラップやスペアパーツをかきあつめて、340万円でマクラーレンF1を作ってしまったひとがいます。
「Top Gear」の大ファンだというジャセック・マズールさん。48歳のアマチュアメカニックのひとだそうです。もちろん完全なマクラーレンF1ではなく、レプリカですが。それでも時速200マイル出せるとのことです。
しかし作りかたは本格的。パイプフレームを組み、ボディも自分で作ったそうです。また、私は「Top Gear」のことはよく知りませんが、その出演者リチャード・ハモンド氏のために小さい椅子をひとつよけいに組み込んだんだとか。しかも見たところちゃんと公道を走っているようです。それにしてもこれだけ精巧なマクラーレンF1のレプリカに乗れるというだけでなく、こんなクルマを作るっていうのも、楽しいでしょうねぇ。
(まめ蔵)