トヨタやホンダも大学などの研究機関と自動運転の研究を進めていますが、先日フォードは「フュージョン・ハイブリッド」をベースとした自動運転の研究車両を公開しました。
ミシガン大学や保険会社と共同で進めているもので、2025年以降の自動運転を目指すというものです。
フォードはすでに10年以上研究を積み重ねており、まず、すでに実用化しているアダプティブクルーズコントロール、死角を警告する機能やオートブレーキなどベースに、中期では車車間通信を活用し、複数のクルマが隊列を組みながら自動走行するオートパイロット機能を想定。長期的には完全な自動走行と自動駐車を目指すとのこと。
具体的には、「フュージョン・ハイブリッド」に4つの赤外線センサーを搭載し、前方などの路上を1秒間に250万回スキャン。イルカやコウモリが音波を使うのと同じようなイメージで、周囲の200フィート(約60m)の障害物などを検知し、自車位置周辺の3Dマップを生成。ルーフ上に設置されたこのセンサーは、サッカー場で紙袋と小動物との違いを認識できるそうです。
(塚田勝弘)