東京モーターショー2013に出展された「レクサス RC」。
強い抑揚を持たせた前後フェンダーが特徴的な4人乗りのFRスポーツクーペで、バリエーションには出展されたHV仕様の「RC300h」の他にガソリンモデルの「RC350」が存在します。
ダイナミック且つスポーティなサイドシルエットや、踏ん張り感を強調したホイールフレアなど、よく練り込まれた躍動的なスタイリングに仕上がっています。
3眼式のLEDヘッドランプにはポジションランプが「L字」に光るギミックも。
スリーサイズは全長4,695mm 全幅1,840mm 全高1,395mmで現行ISよりも30mm長く、30mm広く、35mm低いプロポーション。
プラットフォームはレクサスGS用をベースにしており、ホイールベースが2,730mmと、GS比で-120mm、IS比で-70mm切り詰めることで運動性能の向上が図られています。
フロントマスクやサイドステップに設けられたエンブレムロゴなど、昨年のデトロイトオートショーに出展された「レクサス LF-LC」との共通点も。
個性的なデザインの18インチ、及び19インチアルミホイールを採用しており、ボディカラーには鮮やかな発色を実現した新規開発色のレッドを設定。
高輝度の下地塗装やクリアー塗装など、5層に及ぶ塗膜が光を反射、ボディの陰影を強調しています。
インテリアにはISでお馴染みの水平基調のインストルメントパネルを採用。
高いホールド性を実現する「表皮一体発泡シート」や大型のサイドニーパッドなど、スポーツ走行時でもドライバーの確実な運転操作を可能とする機能的なデザインとなっています。
「RC350」には3.5L V6ガソリンエンジンが搭載されており、最高出力318ps/6,400rpm、最大トルク38.7kgm/4,800rpmを発生。ATは8速仕様。
また出展車両の「RC300h」にはクラウンHVやIS300hと同じ2.5L直4「2AR-FSE」エンジンを搭載、最高出力178ps/6,000rpm、最大トルク22.5kgm/4,200-4,800rpmを発生。
143ps、30.6kgmを発生するモーターとの組み合わせでシステム出力は220ps。
燃費についてはIS並みの23.2Km/L前後との予想。
「レクサス RC」の発売は2014年後半(9月頃)の予想で、将来的には5.0Lエンジン搭載の「RC F」が追加される模様。
美しいエクステリアデザインが自慢のこのモデル、東京オートサロン2013に登場したトヨタ86ベースのFRスポーツクーペ「GRMN SPORTS FR Concept PLATINUM」を数段洗練してオトナっぽくしたようなイメージ。
レクサスシリーズだけに「RC300h」でも500万円の大台を突破するものと予想されますが、来年秋頃の発売に向けて注目される一台であることは間違い有りません。
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