日立オートモーティブシステムズが北米日産にリチウムイオン電池を納入【東京モーターショー2013】

パナソニックがテスラモーターズに、2017年までの4年間に約20億セルのリチウムイオン電池を供給することが発表されていますが、日立オートモーティブシステムズでは日産の北米向けSUVである「パスファインダーハイブリッド」にリチウムイオン電池パックを納入することが発表されました。

ブースに展示されたリチウムイオン電池パックは、小型化に加えて、従来から4〜5倍の高出力が自慢で、日本で製造した電池セルを同社のケンタッキー工場で組み立てるというもの。

 tms_hitachi_01

日立は1999年に世界に先駆けてリチウムイオン電池の量産を開始し、商業用ハイブリッドバスやトラック、乗用車向けに累計450万セル以上の電池を投入してきた実績があります。

tms_hitachi_03 tms_hitachi_02 tms_hitachi_05

ほかにも、スバル「レヴォーグ」に搭載される次世代アイサイト用のステレオカメラ、いまやCセグメント以上に欠かせない技術になりつつある「ベクタリングコントロール」や「電動パーキングブレーキ」などの走行制御システム、日立グループのクラリオンと共同開発中である「自動駐車支援システム」などの車載情報システムを強化し、「スマートカー」実現のため幅広い製品や技術で貢献する構えです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる