東京モーターショー2013でショーデビューするとウワサの、新しいニューミニがイギリス・オックスフォードの工場で開かれたイベントにおいてワールドプレミアを飾りました。
ニューミニとしては3代目となる、このモデルはアナウンスのあったように3気筒エンジンを搭載するのがトピックス。そのエンジンは1.5リッター3気筒ガソリンターボ、1.5リッター3気筒ディーゼルターボ、2.0リッター4気筒ガソリンターボの3種類。それぞれ、6速MTを基本に6速ATが組み合わされるということです。
グレードは、3気筒ガソリンの「クーパー」、3気筒ディーゼルの「クーパーD」、4気筒ターボの「クーパーS」となっています。それぞれのエンジンスペックは以下のようになります。
ミニ・クーパーS
直列4気筒ガソリン直噴ターボ(ダブル・ヴァノス/バルブトロニック)
総排気量:1998cc
最高出力:141kW/[192ps]/4700~6000rpm
最大トルク:280Nm/1250~4750rpm(オーバーブースト時300Nm)
圧縮比:11.0
EUモード平均燃費:5.7~5.8リッター/100km(AT:5.2~5.4リッター/100km)
ミニ・クーパー
直列3気筒ガソリン直噴ターボ(ダブル・ヴァノス/バルブトロニック)
総排気量:1499cc
最高出力:100kW/[136ps]/4500~6000rpm
最大トルク:220Nm/1250~4000rpm(オーバーブースト時230Nm)
圧縮比:11.0
EUモード平均燃費:4.5~4.6リッター/100km(AT:4.7~4.8リッター/100km)
ミニ・クーパーD
直列3気筒ディーゼル直噴ターボ
総排気量:1496cc
最高出力:85kW/[116ps]/4000pm
最大トルク:270Nm/1750rpm
圧縮比:16.5
EUモード平均燃費:3.5~3.6リッター/100km(AT:3.7~3.8リッター/100km)
ミニ全体の歴史を遡るとイタリアで製造されたイノチェンティ・ミニがダイハツの3気筒ガソリン/ディーゼルを積んだことはありますが、イギリス生まれのミニとして3気筒エンジンを搭載するのは史上初ということです。
さらに、今度のニューミニではATにもアイドリングストップ機構がついているのもパワートレインの特徴となっています。
ボディサイズでは、全幅が1700mmをオーバー。これまで日本では小型車(5ナンバーサイズ)だったニューミニも、ついに普通自動車(3ナンバー)となる模様です。
全長:3821mm(クーパーS:3850mm)
全幅:1727mm
全高:1414mm)
ホイールベース:2495mm
ミニの伝統を感じさせるスタイリングながら、Cd値は0.28と現代のコンパクトカーとして十分以上のレベルとしているのも特徴といえます。なお、サスペンションは、フロントがシングル・ジョイントのストラット、リヤは軽量に改良されたマルチリンクとなっています。
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(山本晋也)