86/BRZレースいよいよ最終戦ツインリンクもてぎの見所はここ!【86/BRZレース参戦記19】

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 今年からスタートした86/BRZレースも、いよいよ最終戦です。今シーズンは7戦でしたが、そもそも第1戦が7月中旬だったこともあって、およそ1週おきにレースがあるという過密スケジュールでした。

 富士スピードウェイから始まって、仙台、鈴鹿、岡山、そして北海道、九州と日本を一周して、全戦エントリーするとなると、かなりのハードワークだったはずです。
 最終戦は栃木県のツインリンクもてぎ。北海道と九州には遠征しなかったチームも少なくありませんでしたが、その影響もあるのか、今回のレースのエントリーはなんと92台! これは開幕戦の82台を上回る数字です。決勝レースは45台なので、47台が予選落ちするということになります。満を持して最終戦を待ち構えていたドライバーも少なくないはずです。
 すでにシリーズチャンピオンは山野直也選手に決定しています。しかし2位以下のポイント争いは熾烈です。2位には50万円、3位には30万円といったように、賞金が用意されていることもありますが、なにしろ記念すべき86/BRZレースのファーストシーズンです。記録にも残っておきたいところでしょう。

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 DTECチーム・マスターワンは、シーズンが進むに連れて順位を上げて来ました。タイヤをブリヂストンにチェンジした第2戦SUGOでは、しっかりと速さを見せることができました。しかし結果に結びついたのは第4戦岡山まで待たなければなりませんでした。10位でフィニッシュし、シリーズポイント1をゲットしたのです。
 第5戦十勝でも7位、前戦オートポリスでは6位となったのです。そしていよいよ最終戦を迎えます。
 ドライバーの坂本選手は「右肩上がりで来ている勢いで、もてぎでもいい結果を出したいと思います。目標は前戦の6位以上の結果にしたいですね」と語ってくれた。
 コースはストップ&ゴーのコーナーが多く、マシンやタイヤに対する負担も大きいコースです。ハードブレーキングを1周で何度も繰り返すコースなので、それを上手くコントロールし続けるテクニックが重要かもしれません。
 76号車は、また新しいアイディアで少し進化しているようです。最終戦、今年の締めくくりとして、その集大成を見せてもらいたいものです。

DSC02522(岡村 神弥)