以前にお伝えしたとおり、今年の5月に日本へ導入された7代目となる新型ゴルフでは3グレード共に「自動車取得税」、「自動車重量税」100%減税対象車で、内容を充実させながらも先代モデルに対して価格引下げが行なわれました。
特に売れ筋グレードとなる「ハイライン」は先代モデル比で30万円も安くなっており、話題のBenz Aクラス(284万円~)などのライバル車を意識してお買い得感を打ち出しているようです。
1ユーロ130円として最新現地価格と比較しても「ハイライン」の日本価格は50万円以上も安い設定となっており、そのリーズナブルさが光ります。(仕様差 非考慮)
そして9月25日にはゴルフのFFモデル最上位グレードとなる「GTI」が発売に。
車両価格の「369万円」は先代GTI比で1万円アップとなりますが、安全装備は勿論、最新の運転支援システムを全て装備しつつ、居住空間の拡大や静粛性、エンジン性能、燃費など、どれを取っても大きく進化している事を考えれば、実質的には大幅な値下げと言って良さそうです。
GTIに於いても本国現地価格は日本円換算で約398万円となり、日本価格の方が約30万円ほど低目の設定であることが判ります。
こうして新型ゴルフの性能や装備、価格等を総合的に比較して見えて来るのはやはり「ハイライン」や「GTI」のコスパの高さ。
両車はリヤに路面追従性に優れるマルチリンク・サスペンションを採用、「ハイライン」には19.9km/Lの低燃費と走りの良さを両立した気筒休止エンジンを搭載、またGTIには新たにデュアル・インジェクションシステムを搭載した専用直噴エンジンを採用するなど、「TL」や「CL」グレードとの差別化が明確に図られています。
そのポテンシャルは実車に乗ってみると、より明確に感じることが出来ます。
欧州車の日本価格は長年に渡って本国よりも割高な状況が続いて来ましたが、VWは今回のモデルでそうした慣習を打ち破った感が有ります。
何れにしても7代目ゴルフの日本価格が内容に比べて直感的に安く感じるのはあながち間違ってはいないようです。
■Golf Webサイト
・http://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html
・http://www.volkswagen.de/de/models/golf_7.html (独)
■Golf GTI Webサイト
・http://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golfgti.html
・http://www.volkswagen.de/de/models/golf-gti.html (独)
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