3代目となるマツダアクセラが発表されました。
日本で売る日本車としては初の、ガソリン/ディーゼル/ハイブリッドの3種類のパワーユニットを持っての登場となります。
BMWやメルセデスベンツなどは3種類を併せ持つ車種がありますが、ハイブリッドを早くから培ってきて、ディーゼルも古くからあったわりに、意外とも言えます。
マツダのハイブリッドは初登場です。
クラスとしては世界的に激戦区と呼ばれるCセグメント、いわゆるゴルフクラスです。ボディタイプはセダンとハッチバックですが、ディーゼルはハッチバックのみハイブリッドはセダンのみとなります。
ガソリンは1.5リッターと2リッター、ディーゼルは2.2リッター、ハイブリッドはマツダの2リッターSKYACTIVエンジンにトヨタとの技術提携によるハイブリッドシステムを導入したパワーユニットラインアップとなっています。気になるハイブリッドの燃費はJ08モードで30.8km/Lです。
デザインは一連の統一パターンである魂動デザイン「魂動-Soul of Motion」を採用し、マツダのアイデンティティを継続しています。しかし、よく見るとよりラグジュアリーなアテンザより、前のめりのアクティブでスポーティなことがわかります。
走りの良さは、マツダのテーマであると言ってもいいでしょう。走りを楽しめるということとは何かを研究し、アクセルを踏む、ハンドルを切る、ブレーキを踏むという人の行動がクルマの動きをどう制御することなのかを考え開発されてきました。また、そのために人を支える重要な役割となるシートも大幅に見直され開発したと言います。
また、インテリアではスマートフォントも連携する「MAZDA CONNECT」を採用。これは運転者が車両の情報や外部からの情報を得たり、入力したりするのに最適にするため、コクピットデザインから考えられたもので、ナビゲーションの表示など専用のモニターで行うほか、ヘッドアップディスプレイも対応しています。まさに、カーナビメーカー、自動車メーカーがこれからの装備としてやっていることをこのクラスとしてはいち早く市販させた形です。
グローバルではマツダの中で3割を占めるのがアクセラだそうです。CX-5、アテンザと、フルスカイアクティブとなった新世代のマツダ車は販売も好評だと言いますが、それらSUV、ミドルセダンよりも、世界的な売れ筋の中心となるこのクラスでアクセラが成功するかどうかはマツダの今後を大きく左右すると言えます。
価格は、アクセラスポーツ(5ドアハッチバック)のガソリンが、15C 2WD SKYACTIV-G(6MT) 1,711,500円から20S Touring L Package(6EC-AT) 2,436,000円、ディーゼル XD(クロスディー)は6MTも6EC-ATも2,982,000円。
アクセラセダン(4ドアセダン)ガソリンは1.5リッターのみで、15C 2WD SKYACTIV-G(6MT) 1,711,500円 15S 4WD SKYACTIV-DRIVE(6EC-AT) 2,058,000円。
アクセラハイブリッド(4ドアセダンSKYACTIV-G 2.0+モーター)HYBRID-C 2WD 2,373,000円、HYBRID-S 2,499,000円、HYBRID-S L Package 2,625,000円。
今回は予約販売開始発表会ということで、主なガソリン車とハイブリッドは11月21日、ディーゼルは2014年1月、ガソリン2リッターの6MT(上記価格には含まれていません)は来春に発売予定とのことです。販売目標は、月版3000台です。
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(小林和久)