これだけカーナビやスマホのナビアプリが普及すると、カーオーディオの需要ってどうなのだろう? というギモンが浮かびます。ですが、たとえば1人1台が必須の地域では道はよく分かるからナビは要らない。けれど、音楽はいい音で楽しみたいというニーズは根強く、そうなると注目されるのがオーディオです。
最近の純正は、カーナビレスやオーディオレスが珍しくありませんから、ポカっと空いたインパネのDINにオーディオくらい入れておきたいという気持ちにも、おおむね2万円以下で装着できる1DINオーディオは打ってつけ。
パイオニアの2013年冬モデルとして登場するのは、1Dメインユニットが6機種、スピーカーがひとつ、インナーバッフルがひとつという陣容です。
全モデルでMTP(Media Transfer Protocol)モードによるUSB接続に対応し、スマホに保存してある楽曲再生が可能。iPhone/iPodもUSB接続によりiTunesで管理・保存している楽曲再生に対応し、音楽アプリケーションでの音楽再生やアーティスト名、曲名などのテキスト表示も可能です。
同じく全モデルで対応する「MIXTRAX EZ」機能により、USBやSD、iPhone/iPodに保存されている楽曲を多彩なエフェクトを使って連続再生することができ、音に連動してイルミが変化する「フラッシングカラー」という演出も用意。
また、「MVH-790」、「MVH-590」は、Bluetoothによるワイヤレス接続により楽曲再生やハンズフリー通話にも対応するだけでなく、iPhoneでは「Siriアイズフリー通話」による音声操作もできます。
今秋の6機種はモデルにより、日本語3行表示やBluetooth対応など異なりますが、どのモデルでもスマホ連携が可能なのが魅力。
価格帯は、CD/USB/SD/チューナー メインユニットで最上級の「DEH-790」が1万9950円で、USB/チューナー メインユニットの「MVH-390」は7350円です。
(塚田勝弘)