日産「新型エクストレイル」に安全性を高める世界初のシステム搭載!

先のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされた新型エクストレイルは、先代のイメージとはガラリと変わってオンロードでの快適性を狙ったようなモダンなスタイルが特徴です。

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注目点はいくつもありますが、オンロードでの走行安定性を高める制御も盛りだくさんなので、ここでは世界初の「アクティブ・ライド・コントロールと「アクティブ・エンジン・ブレーキ」に注目します。

「アクティブ・ライド・コントロール」は、車輪速をモニターすることで車体の上下動を推測して制御を行うことで快適性を高めるのが狙い。クルマの動きにはピッチングやヨーイング、ローリングなどがありますが、一般的にまず気がつくのが上下動ではないでしょうか?

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クルマは単純に上下方向に振動しているわけではないですが、この動きが上手く抑えられていてフラットライドになるほど快適で、トラックなどに乗ればより動きは大きくなる傾向にあります。どの程度の効果があるかは試乗待ちですが、SUVはオフロードでは足が大きく動かす必要があり、オンロードではある程度締めたいとなると、エクストレイルにふさわしい装備といえます。

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「アクティブ・エンジン・ブレーキ」は、コーナリング中や減速時などのエンジンブレーキも必要な際にCVTの制御を行うことでドライバーのブレーキ操作をサポートし、車両を安定化させるもの。CVT制御やカーナビ協調型シフト制御も珍しくない現在ですが、オーバースピードでコーナーに侵入してしまった際などに助かるはず。

さらに、コーナリング中の舵角やスロットル開度、ブレーキの利き具合などをモニターし、各車輪を制御してアンダーステアを制御する「アクティブ・トレース・コントロール」も用意。トラクションコントロール制御を含むVSCやVDC、ESPなど呼び方は各自動車メーカーやサプライヤーによって異なりますが、四輪を制御してスピンなどを回避する車両安定化制御システムと考えていいでしょう。

これらに加えて新型エクストレイルも「オールモード4×4-i」の電子制御式4WDですから、悪路走破性はもちろん、オンロードでの走行安定性の高さにも注目です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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