Avanti Yasunori 
9月23日（月）に鈴鹿ツインサーキットで開催された「SUBARU DRIVING DAY」にclicccarが密着取材。
当日は時おり山間から涼しい風が吹くものの、残暑で少々汗ばむほどの好天に。
「スバル」とBRZのファンクラブ「CLUBRZ」の共同企画で開催されたこのイベントは今回で2回目となり、次回は広島県のTSタカタサーキットで予定されています。
早朝から本イベントに応募した色とりどりのBRZが大集結。
当日の目玉企画は「BRZオーナーズレッスン」と、BRZオーナー予備軍向けの「BRZ体感試乗」。
イベント参加者はインストラクターの山野哲也選手、佐々木孝太選手からサーキット走行に関するレクチャーを受けた後、順次コースへ出て行きます。
最初に待ち受ける難関は「定常円旋回」。コースに水がうたれ、路面は「トゥルトゥル」状態になっており、パイロンを中心にアクセル全開でドリフトしながら綺麗な円を描くというもの。
筆者もトライしましたが、これがやってみると意外に難しい・・・
インストラクターのレクチャーに従って、 左足でブレーキを踏みつつ、右足でアクセル全開。（試乗車は全てA/T仕様）
エンジンの回転が高まったらブレーキをポンッと離していざ旋回開始。
当然ながらリヤが直ぐに流れ出すので、アクセルワークとステアリング操作で安定した姿勢を作り出します。 カウンターステアを適切に当てないと即スピン。
μ（摩擦係数）が異なる乾いた路面にはみ出すと、車両の挙動が乱れて大変危険なので、参加者は姿勢制御に大いに苦労させられます。
流石にインストラクターの模範演技は美しく、コース幅を目いっぱい使い切った絶妙な定常円旋回を見せてくれました。
ここで大いに汗を流した後、サーキットコースに出てコーナー攻略法を学びます。
ポイントは直線で全開加速、コーナー直前で一気に減速してクリッピングポイントを目指し、小回りでコーナーをクリアしたら、再び一気にアクセル全開。
インストラクターの山野選手に自身のドライビングを診てもらったところ、「速度はのっていてOK、但しコーナー侵入前の減速が緩やかなのでもう少しメリハリを付けるように」とのご指摘。
なるほど、コーナーを早く抜けるにはコーナーぎりぎり手前でステアリングを切る前にフルブレーキングに近いイメージで減速するのが効果的と再認識した次第。
BRZは巷の評判どおり、A/T仕様車でもダイレクト感の有る痛快な加速を提供してくれるので、これならM/Tに拘る必要は無いかもしれません。
当日、「BRZオーナーズレッスン」参加者にインタビューしてみたところ、「普段サーキットを走る機会が無いだけに、非常に楽しい」との声が聞かれる反面、「もう少し連続して長く走りたかった」との声も。
以前に日産のスポーツカーに乗っていたと言う「山氏」は黒のBRZに高グリップタイヤを装着してのチャレンジ。結構なスピードでストレートを通過。
一方の「永田氏」はテーマカラーのブルーのBRZで参加。以前はFF車に乗っていたそうで、FRならではのコーナーリング時の挙動の違いに大いに驚いた様子。お二人共、クルマ大好きオーラ出まくりで頼もしい限り。
そうこうしているうちにあっと言う間に夕方となり、閉会が迫ります。 最後には参加者全員でジャンプしながらの記念撮影。
山野選手、佐々木選手も先導車や模範走行の運転でお疲れのところ、元気な笑顔でいっしょにジャンプ。 イベント運営を担ったモータージャーナリスト、河口まなぶ氏率いる「CLUBRZ」の面々も皆笑顔の一日でした。
次回9月28日（土）広島偏もまだ参加枠に空きが有る模様。
BRZオーナーやBRZファンの方で西日本在住の方にはお勧めのサーキットイベントなので、興味の有る方は是非参加してみて下さい。
■SUBARU DRIVING DAY
http://www.subaru.jp/event/2013/brz_drivingday/
■CLUBRZ（クラブリーズ） Webサイト
http://www.clubrz.jp/
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