F1シンガポールグランプリにあわせて、ケータハムがF1テクノロジー直系の空力ボディを持つコンセプトカーを発表しました。
ケータハム・セヴンというと、タイヤがむき出しのプリミティブなイメージもありますが、この「エアロセヴン・コンセプト」は、F1の空力テクノロジーから生まれたといいます。といっても、F1のようなオープンホイールスタイルではなく、タイヤやマフラーをカバーしたボディ。それでいて、セヴンの伝統的なフォルムやディテールを残しているということです。
エンジンは2.0リッターのフォード・デュラテックで、変速機は6速MT。前後15インチのタイヤというのは、いかにもセヴンファミリーであることを主張しているよう。かなりリヤアクスルに近く座るシートポジションもセヴン的ですが、インテリアはF1をイメージさせる近代的なフィニッシュとなっています。
そのボディパネルは、いわゆるドライカーボン製で、車重は600kg以下になるといいます。また、F1譲りというトラクションコントロール&ローンチコントロールが備わります。
現在はプロトタイプですが、量産モデルは2014年秋には発表、発売される模様です。
【主要スペック】
駆動方法:FR
エンジン:2.0リッター4気筒 フォード・デュラテック(自然吸気)
最高出力: 240ps (237bhp, 176kW) / 8500rpm
最大トルク:206Nm (152 lbft) / 6300rpm
トランスミッション:6速MT
0-100km/h加速:4秒以下
パワーウエイトレシオ:およそ400馬力/t
フロント・サスペンション:インボードプッシュロッド式ダブルウィッシュボーン
リヤ・サスペンション:独立懸架ダブルウィッシュボーン
フロント・ブレーキ:4ピストンキャリパー&ベンチレーテッドディスク
リヤ・ブレーキ:シングルピストンキャリパー&ソリッドディスク
ABSユニット:ボッシュ製ドライバーアジャスト機能付き
タイヤ銘柄:エイボンCR500
フロントタイヤサイズ:195/45R15
リヤタイヤサイズ:245/40R15
フロントホイールサイズ:6.5Jx15
リヤホイールサイズ:9Jx15
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(山本晋也)